岡山の地酒と鍋で一献 

− 店主の備前焼Life(その@) −

 私もお酒は嫌いな方ではなく、晩御飯の時にいろいろなお酒で軽く晩酌を楽しみます。日本酒で晩酌と決まれば、徳利とぐい呑みを出してきて、それで一献。なかなか乙なものですよ。

 写真の徳利セットは、今は亡き岡本碧山先生の作品で、私のお気に入りの逸品です。年ほど使っておりますが徳利の灰被りも見事、ぐい呑みも特徴ある造形で、これでいただく時にはお酒の味がより一層美味しくなります。
 こんな寒い時期には軽く燗酒というのも良いですが、私のお気に入りは熱い鍋料理に冷のまま。ホクホクの鍋で温まった体に、きりっと切れの良い日本酒が入っていく感覚は何とも言えない感覚です。(決して酒飲みではないつもりですが…)

 あまり知られておりませんが、実は岡山という地域は知る人ぞ知る酒処で、気候と風土に恵まれた美味しいお米と、豊富できれいな水から作られる岡山の地酒は本当に美味しいです。県内各地に今も数多くの酒蔵がその味を競い合っています。
 知り合いの酒屋さん曰く「商売べたな岡山気質が災いし、岡山地酒のブランドが確立できていない。」そうです。昔は、岡山のお酒が灘の酒蔵に買取られ、そこから灘のお酒として売られていた時期もあったとのことです。


 最後に、私の好きな岡山の地酒をご紹介します。写真にも写っておりますが「板野酒造場のきびの吟風」。大量生産・大量販売の時代にあって、若い3代目が時代に迎合することなくこだわり抜いて作り出す日本酒は特にお勧めです。個人の蔵で量も限られるため、岡山でも購入できるお店は限られています。日本酒好きの方は「伊部や」の徳利、酒呑とともに、是非一度お試しください。(下記のホームページより通信販売にて購入できます!)



 
※板野酒造場はこちら